モヤモヤ病と脳梗塞発症の予防のための手術と退院報告経緯

2016年3月3日 公式発表

2月22日に徳永さんが、もやもや病「モヤモヤ病」と脳梗塞発症の予防のための手術をしたことを発表した。
2月上旬に体調不良があったそうで、今回は左複合バイパス手術に踏み切り、無事成功!

20021114日 初の復帰記者会見

20015月下旬の入院以来、1年半ぶりに姿を見せてくれた德永さんは元気な様子で、短髪にイメチェン。「ようやく歌えると実感している」「新しい人生が始まる、という心境です」と明るい表情で語っていました。レコード会社もユニバーサルミュージックに移籍し、晴れやかな表情を見せてくれました。
「これを機に新しい德永として、自然体で歌っていけたらと思っています」。德永さんは照れくさそうな笑みを浮かべながら、気負わず淡々と 復帰宣言 をされました。

これまでの長い髪をばっさりと切り、精かんな短髪姿に変身。あご髭は以前のまま、灰色セーターにジーンズと、まさに自然体。スリムな体形とさわやかな笑顔はそのままでのご登場。かえって若返った印象がありました。

德永さんが倒れたのは2001年の519日。The best of Glowの全国ツアー中でした。
520日(日)の長野県県民文化会館の公演終了後から入院。「モヤモヤ病に伴う一過性脳虚血発作」と診断され、これ以降のツアーとスーパーサッカーのメインキャスターをキャンセル。その時の症状は、「頭が痛くなり、しびれたり言葉がうまく話せなくなった。歌っていてもテンポが遅れてしまう」と話されました。

脳の手術は免れましたが、約1カ月間入院し、その後も長期間の通院・検査と静養を余儀なくされました。「手術せずに済んだのはラッキー、でも検査はつらかった」と、あくまで深刻さは見せないで、明るい感じで話されました。
「焦りはあります。でも焦っても仕方ない状態だし、ゆっくり治そうと思うようになった」と。次第に症状も落ち着き、2002年後半からレコーディングに突入。
「 音楽観、人生観も変わった」と德永さん。「カッコ付けなくていい。あるがまま、ふだん着の自分で生きればいい」「大げさな主張より、この瞬間をどうするか」「楽しく歌いたい。過去はしかめっ面が多かった」などなど。
病気は完治というわけでは無いとの事ですが、「うまく付き合っていきますよ」と、音楽にかける情熱を語ってくれました。

1年半の療養を経て、「渋谷AX」で華麗な復活劇を見て依頼、「この病気は進化した人間だからこその長い付き合いになる」とご本人も話していました。依頼、手術までの約14年の歳月は、めまぐるしく過ぎてきました。