2006年 ◆ Beautiful Ballade

Hideaki Tokunaga
20th Anniversary ConcertTour2006
“Beautiful Ballade”

2006年3月10日~7月1日//全 33公演

━━━━背景━▼━━━
20周年の幕開けをどんなツアーで飾ってくれるのか、わくわくしながら駆けつけた。
今回の私の九州2箇所は、マイカー行脚で成し遂げた珍しい会場周りとなった。
福岡の初日は眠れずにわくわくした朝から始まった。 今回はS席・SS席のゲットで興奮しながらハンドルを持つ手にも力が入りすぎていた。 早朝5時半起床、7時出発で現地に11時前には到着。

福岡 4月29日(土) アクロス福岡シンフォニーホール
熊本 4月30日(日) 熊本県立劇場 演劇ホール

徳さんの言葉を借りれば、凱旋で期待大のアクロス福岡シンフォニーホール。
ふわふわな心境は刻一刻と迫ってくるこのときを待ち構え、気持ちの高揚を宥めるにふさわしいオープニングから始まった。
おおきなスクリーンに映し出される、徳永さんのアルバムの軌跡郡。
星がまたたくように降りそそぎ走馬灯のように駆け抜けて行くタイトルが、優しく心を掴む。
そして
━━━━━━━━REPORT━▼━━━

▼ ボクニデキルコト//バラードバージョン

静寂な淡いシルエットの中に徳ちゃんの気迫がすごかった。
優しい歌声に弾丸の重みを増した歌声。
この曲を聴けた幸せに、心が和んだ。

すごいぞ、福岡!
すごいぞ、火の国 熊本!!!

静寂の中に巣食う奴等は目を輝かせて徳ちゃんを待ち望んでいた。
優しくも激しいひと時が会場を飲み込んでいった。絶賛のひと時に酔いしれる時間。とんでも無いひとときの幕開けだった。

▼ 永遠の果てに

・・・絶句。
たゆまない時間の中でゆったりと歌い上げる素晴らしい歌声。
後半の盛り上がりは、意表をつくほど精悍さを増し、勢いさえ感じられた。
まだ、2曲目だというのに、静寂な美しい歌声の徳永マジックに陥っていた。

▼ 心のボール

若かりし頃の横顔と現在とがスライドした、この曲。アレンジも当時と同じままに空から落ちてきた。
でも、違う、全く違う。
今聞いているのは、もっともっと大きくなった強く頼もしい歌声だった。声に感動し、目の前の徳さんに魅了されていた。

▼ 風のエオリア

ここでは、立ち!!!だろう!!心で叫んだ。

でも、立てば後ろの人の迷惑になる・・・・ぐっと自分を押し殺して、聞いた風のエオリア

生で聞くのは何年ぶりだろうか。
鋭い気迫と迫力で押しつぶされそうだった。素晴らしい。聴かせて貰った深い感動に酔いしれた1曲だ。

▼ レイニーブルー

・・・「幸せは ほら、そこにあるのに」・・・・?つづいて
歌声から創造に値する何かが生まれた気がした。素晴らしい。
気迫が全ての曲に通じる緊張感と集中力。
過去にも増して大きくなった徳永さんを感じずにはいられなかった。

▼ 異邦人
▼ かもめはかもめ
▼ LOVE×3

・ ・・数え切れない愛と僕を感じて・・・?
素晴らしい。徳ちゃんの武器は更に磨かれ鋭利に突き刺さる。
言葉の羅列よりも、実際に聴いて感じてほしい。この痛い位の感動を聴かせたい。
今回のツアー。98年のBallade of Balladeのイメージがぬぐいきれなかった勝手な自分の思い込みを後悔した。
毎回繰り広げられる後半のハイテンションな爆発に心奪われ、あばれまくっていた会場。
こんなにもしっとりと、感動的な幕開けを誰が想像してたろう。
至極のバラードツアー。まさにその名のとおり繰り広げられた。

▼ 僕のそばに

こみ上げてくる感動は、抑えきれずに涙に形を変えた。

絶句。歌声で硬く抱きしめられた会場一体。体の硬直をどうほどいてもらうのか、柔らかい歌声で、1枚1枚解きほぐしてもらった感。

歌声に隠れた気迫と感動が、ずっしりと渦を巻いてまとわりつくように錯覚してしまった。

▼ 恋人

ビデオクリップと重なるシチュエーションのはずだった。
私の心は、そのはずだった。でも、違った。
今回の歌声は、過去の徳ちゃんじゃ無い。
集大成だとかじゃ無く、別の徳ちゃんがいた気がした。

▼ 壊れかけのRadio
▼ 輝きながら

重たい声に、切なさを交えた気迫の曲。何もかも素晴らしい。
全ての曲に、ものすごく強靭な集中力を感じ、歌い上げる徳永さんは魔物のようだった。
きらきら輝く徳永さんの顔の精悍さといったら、言葉にできません。
ゆらゆらゆれて聞く輝きながらも、これ絶品でした。

▼ 最後の言い訳

まさに最後の言い訳。徳さんも一番好きだとの言葉を思い出しながら聞いた。
別れの切なさを美しい思い出に置き換えたい男性の本音なのか、嘘で終わらせたいのか、失う恋を喘ぎながら受け止めている大人の心。
裏腹な想いを想像しながら垣間見る世界。
どの曲をとっても、ドラマがあって、いろいろな想いを貰える。ほとんど悶絶状態で聞いたこの曲。

▼ hapiness

制作の段階で「幸せは ほら すぐそこにあるのに」って言葉がおりてきたそうです。
この歌を作って歌わなきゃいけないと感じて作った曲だそう。
素直になれる大切さと人を思いやり信じる心。詩から伝わる徳さんの想い。
暖かな、曲の調べ。
私の中にある幸せを思いおこさせて貰った1曲だ。
この曲が、今後の新たなオープニングにふさわしい曲であろうと切に願った。切に思った。

アンコール//
熊本では全員がゼンマイ仕掛けの駒の様に見事な一体感でねだったアンコール拍手に感動!
福岡の会場よりも狭い会場だったので余計に一体感を感じてしまったのかもしれない。
しかし、福岡もこれに負けなかった。
広い会場から沸き起こる徳ちゃんコールはそうとうなものだった。
刻々と迫るラストでも、もう一度見たい徳さんの顔を待ちわびる中、深い感動が渦を巻いてみんなを包んでいた気がした。
途中のメンバー紹介は、坂本昌之さん、高水健司さん、小田原豊さん、古川昌義さん4名のバックで行われた。素晴らしい阿吽の呼吸で繰り広げられたサウンドもこれ、絶賛だった。

▼ I’m free

毎回いろんな想いを運んで来るこの曲。
独特な世界観を感じながら、螺旋階段に巻かれてなぜか舞い戻ってしまう。

実現した復活劇に酔いしれ木霊した精霊の歌声。
MYLIFEツアーのファイナルで聴くことの出来た美しい歌声が、、、感動が感動を呼び、泣き顔でしか聴けなかったこの曲。
今回は、スタンディング無く優しく綴られた会場での一幕として受け入れて聞き入った。

▼ We All

エンディングロール

ねえ僕らは、まためぐり合えたんだね。
ねえ僕らは、また手をつなぎあえたんだね。
耳に残る素晴らしいサウンドと優しい詩。
このエンディングロールの曲も、また「hapiness」同様、歌い継がれる曲になって欲しい。
絶賛の曲だった。私は、感動のまっただ中で、スクリーンに見入っていた。
過去のツアーと全く違う内容であって、徳永さんらしい最後の(^-^ ) はなにものにもかえられない。
最後の最後でノックダウン。
こんな幕引きがあってもいいのだろうかと・・・
また、会いたい。また聞きたい。
また・・・徳永マジックの恐ろしさに酔いしれた今回。
すごいです。こんなツアーがあったなんて・・・この高揚を今後の糧に・・・

━━━━━━━━━━━━━━━to be━━━REPORT━▼━━━

両県を通じて感動の吹きまくる会場でした。特に2日めの熊本は、硬直した空気と会場の一体感がなんともいえない空間を作り出していました。福岡よりも狭い会場でしたが、その分一体感が強かった気がしています。
徳永さんも、凱旋とあっていろいろな九州行脚の理想を話されてました。
MCは熊本での内容が特に頭に残ってます。
熊本では、昨夜福岡から夜半に入り豆腐ステーキを食べたそうです。
徳一流・豆腐ステーキっいう名称→読み方を変え「徳・一流」ってのにかこつけて選ばれたとか、、熊本のみんなのために食べたって言ってました。
嫌なのは「どこから来たのか」って聞かれるとき~。
私の居る宮崎は、あまりにもファンが少ない。っ!!拍手したのは2~3人くらいだったな~私も小さく拍手~~です。
がむばれ!宮崎人。そう、この地域の人の好きな言葉。
私的には、がむばってますよ十分にって!!徳ちゃんは宮崎になんか来てくれないんだろうな~って、つい思ってしまう。ごらんの宮崎人一緒にがんばりましょうね!
なんでも、若い頃の話ですが、現実を直視しない変わった子供だったって言われてました。歌手になる過程での不思議な道筋を話され、アカペラで当時作った曲を歌って大きな歓声をあびてましたよ。会場沸きました~~

福岡で8月26日に行われる、海の中道での 野外オムニバスライブの報告と出演者の話もありました。

さて、気になる20周年の記念のツアーグッズですが、実に濃かったですよ。素敵な徳ちゃん目白押しでした。すてきでしたよ~~。
機会があれば、ぜひ多くの方に参加して頂きたいです。

バックメンバー□■ □■ □■ □■
ギター:古川昌義さん
ベース:大仏さん事、高水健司さん
ドラムス:小田原豊さん
キーボード:坂本昌之さん

全 33公演

2006年 ◆ Beautiful Ballade

━━━━━━━番外━▼━━━
2006年8月26日:Summer Holiday ’06//悪天候の為中止(海の中道海浜公演)