ライブハウスツアー2007
“ONE NIGHT HEAVEN”
▼ 2007年4月28日(土) 会場:Zepp FUKUOKA
この日は大好きな友人との楽しいドライブで福岡入りをした。
私にとってまた違う側面の徳さんと逢えた気がしてならなかった。想い出深くこの数年が走馬灯のように過ぎていく、硬い、硬い何かを感じるライブだった。
美少年の微笑むライブ・・・まさに、その心境で楽しめたライブだった。
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▼ 上を向いて歩こう
軽快なギターサウンドから始まった。ころころと鳴る自分の鼓動が興奮と相まって会場も盛り上がる頃、薄暗闇にうっすらと見えるステージ模様。
やさしく、力強く、徳さんの武器は語り始めた。
▼ 輝きながら・・・
遠い昔、私はこの曲と出会ったときに美しく青い空でゆらゆら揺られる優しい想いに尽きた。
今日のこの曲は、力強く心をわしづかみにした。何回も何百回も聞いたこの曲がまた更に磨かれたグラスの様にキラキラ光沢を増して輝いていた。
ステージに立つ徳さんはとても美しかった。眩しい美少年。今日は、そんな風貌を感じた。
今日は先日の2日間のステージを混ぜた構成でやりたいとのコメント。
福岡に来るこの数年、自分が生まれた地を感じ神聖な気持ちでこの日を迎えた。と。
▼ ペンダント
懐かしい、若かりし美少年は今もまさに、変らない精悍な横顔でエスコートしてくれる。
今日の徳さんは一段と引き締まった感じを受けた。私の位置からステージまでの数メートルがとても遠い。短くカットした髪型がとても似合っていた。
まさに、「美少年」 大人な男性に、そんな呼び名がふさわしいかはわからない。でも、私の目には、そう映っていた。
▼ さよならの水彩画
なんとも言えない。詩から伝わる何か。曲から伝わる何か。。。
懐かしく、甘く、切ない感情がやさしく包んでくれた。今。今が、すばらしい時を経過した今の自分がいとおしくあった。
昔の懐かしい話。福岡での小さい頃は正月に自分の魂が富士山に行って綺麗に洗われて帰ってくると思っていた。と。
関西に行ってからは、それを感じなくなったと。命があると思っていた福岡での自分に対して、大阪での自分は田舎者扱いされ、生きるためにはどうしたらいいのか考えている時期に「歌手になろう」と思った自分が居たと。
もろもろのMCの中で過去の自分の曲が嫌な時期もあったけれど今はそれが「いいかな~」と思うことがあると言われてました。
▼ 星と月のピアス
せつなさがこみ上げた、リラックスしはじめた徳さんの奏では、美しく、やさしく、私の心をくすぐった。
悲しい詩が、ダイレクトに入ってくる自分の感情が久しぶりだった。
▼ 僕のそばに
徳さんの声は、どんどん精悍さを増す。今日のこの曲が私へのプレゼントであって欲しいと切に願った。この会場にいる全員がそう願ったはずだと感じた。
暗い会場で、初めて泣かずに聞けた、嫌、、聞き入ったと書く。すばらしかった。
メンバー紹介。//
ピアノ/坂本昌之さん、ベース/高水健司さん、ドラム/ 河村“カースケ”智康さん、ギター/松下誠さん
今回は坂本昌之さんと高水健司さん以外は新しいメンバーになっていた。
アルバム、ヴォーカリストが2年連続でゴールドディスク大賞を受賞した報告。ファンのみんなが応援してくれて「ありがとう」と、、徳さんのオリジナルナンバーもご支援くださいと。他、雑談で「そのまんま東さん」効果の話で「柳川市長になろうかな~。いやいや~」とか・・・(^^)/☆
▼ Love×3
2005年・あの熱いライブハウスツアーでのオープニング曲だ。
大人な熱い声で会場を包んでくれた。心のLOVEが、すごく大きく伝わった。大好きな、あなたへ・・・大好きな人々へ・・・そんな思いが強く浮かんだのもこの曲だから。
▼ 喝采
名古屋の200人ライブで聴いたこの曲が、また違った世界を創り出す。私にとっては、酷すぎる詩が悲しい。徳さんの武器が深く深く突き刺さった。感情とも、空間とも、説明のつかない深い声だった。
昨年の紅白での、裏話。ここだけの話って事なので、詳しくは語りませんね。
他、過去の話だった。とてもいい話で、途中であきらめなかったから今の自分があったんだと、小学校の時に、紅白に出たいとお母さんに言った。それから30数年かかって実現したとの例えで語られた。
あきらめない事、みな人生観は違えど、私も本当に「そうだ!!」と感じた。あきらめちゃいけないと!
▼ 君をつれて
私は両手で眼を覆っていた。
絶句。
私の視線からステージが遠のいていった。
今日の私は、この曲を聴く為だけにここに来たんだ。
ここに来て本来の涙マシンが全快モードだ。
あの日、徳さんの回復を待ち望み、神へ祈った私の想い。みんなの想い。家族やスタッフの想い。彼を、徳永英明を待ち望んだあの日、渋谷で見せてくれたあの復活劇が、昨日の事のように、私の記憶を蘇らせた。凍りつく一瞬が解き放たれた。
眼から流れる涙と、うれしい気持ち。徳さんのファンであって良かった!帰ってきてくれたんだと、2度も3度も繰り返された。目の前に立つ徳さんを見ては、思いにふけってしまった。
こんなに元気になってくれたんだね。また、逢えたんだね。と、、この徳永マジックにしっかりひっかかってしまっていた。感動の嵐のまっただ中に立っていた。
▼ MYKONOS
はずむ会場とステージが1個の協奏曲に変った瞬間だった。
2003年のツアー依頼久しぶりに聞いたこの曲、沸く会場と熱いステージがまどろんだ気持ちを大きく覆した。この切り替えしがすばらしい。
▼ NEWS
全身が、言う事を利かない。再び熱い鎖でぎりぎりと絡まれていった。素晴らしい感動がこの曲と一緒に刻まれた。たぶんこの数年は頭から消えていたこの曲が、改めて素晴らしい楽曲にかわっていた。
▼ 情熱
お決まりのステージと会場のセッションが繰り広げられた。
いくらか高揚していた徳さんの声が素敵。彼に向けて大きく伸ばす指先に力がこもった。
次へと繋ぐ、硬い意思が紡がれていった。薬師寺での奉納コンサートが楽しみだ。
▼ 壊れかけのRadio
徳さんが九州の福岡で生まれた存在であると言う意味を深く考えたと。世界への貢献を旨に人々に優しくなれる存在でありたいと思う・・とのMCから始まったこの曲が熱く語った徳さんの硬い想いや気持ちを代弁しているかの様に奏でられた。
力強く、そして、優しく。素晴らしい、、この歌声が本当に大好き。
<アンコール>
野球の話で盛り上がったMC。アンコールに入る前の楽しいひと時だった。会場はそんな徳さんを暖かい大声援で迎えていた。
▼ 恋をしてゆこう
なんて、楽しい歌声なんだろう。
ステージの徳さんがキラキラして優しく語りかけてくれた。人生の折り返しをこんな素敵な時間で迎えられたら最高だね。
私はそんな楽しい気分で揺れていた。
会場はもちろんオールスタンディングで迎えていた。
▼ 時代
シチュエーションは徳さんが夕日を背景に海辺を歩くプロモーションビデオ・・・
でも、違う。今日がこの日がこの時代が、とても優しい時を刻んでくれた。
素敵なアンコールだった。
▼ 翼の勇気
絶句。
あれは、1999年「 心を込めて贈ります honesto 」徳さんのコメントから始まったあの場面。
honestoツアーは東京での生活に終止符を打った思い出の年。
私にとっての人生の転換記、22年と言う東京での生活を終えこの宮崎へ行く勇気をくれたこの曲。
長い様で短かった青春時代と今の生活と。いろんな想いで酔わせられた。さながらタイムトラベラーみたいな気分で迎えた終焉。
美しい美少年が、目の前で手招きをしてくれている。 そんな一瞬を想像してしまった。
素晴らしい、また感動して、感動したこのツアー。
本当に徳さんのファンでよかった。と・・・
日程表
バックメンバー
ギター:松下誠さん
ベース:大仏さん事、高水健司さん
ドラムス:河村”カースケ”智康さん
キーボード:坂本昌之さん