2006年 ◆ Beautiful Symphony

20周年企画オーケストラツアー
Beautiful Symphony

2006年10月15日~12月10日//全12公演

会場は音響が素晴らしいアクロス福岡シンフォニーホール!
いったい今日は「九州交響楽団」の皆さんのオーケストラをバックにどんな歌声を・・・
クラッシックならではのスケールの大きさを期待した。

悪天候で流れてしまった 福岡「海の中道のオムニバス」か ら待ちに待った今日、
ワクワクする鼓動を抑え、ステージいっぱいのオーケストラの楽器郡が、その時間を待ちわびる。
私はお恥ずかしいが、過去に数回オーケストラの演奏に足を運んだ程度。
交響楽を聴きながら、途中で眠くなった経験の持ち主だ。
さ~今日は、どうなるだろうか!
まさか「眠る」ナンテ考えられないわ”(^▽^@)
頭でごちゃごちゃ考えている間に、開演の5時を廻っていた。

[第一部]
指揮者:竹本泰蔵氏
演奏:九州交響楽団
ピアノ:坂本昌之氏

前奏の途中から、カツカツと音を出す印象でステージ中央に向かう丹精な横顔・・・
黒のいでたちの徳ちゃんが颯爽とスタンバイだ!
をを~~今日も素敵!
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▼ 輝きながら

スケールの大きさに感動!
「ババ~~ン」と来たオープニングに”ビクッ”と体が跳ね上がってしまった。
途中で「輝きながら」と気がついた時に、急に目頭が熱くなった。
スケールの大きさと優しい楽曲に感動。

徳ちゃんのオープニングの衣装は、テカテカした生地の黒いスーツに、テカテカした黒のシャツ。ご本人は、この衣装のまま誰かの結婚式に出られます。なんて・・・
豪華な衣装の徳ちゃんに早速魅了された。
伸びた前髪を耳にかけるしぐさがたまらなかった。
全身「黒」って事なのか、徳ちゃんがすごく細くなった印象があった。痩せたのかな??
久しぶりのサーフィンで焼けたせいかな?なんて・・・
しかし、顔も手も黒い(*^^*
私はこの時点から双眼鏡が手放せない。
まず、今回の九州交響楽団の皆さんを初め、指揮者・竹本泰蔵さんらの紹介から始まった。

▼ BIRDS

・・・クラッシックな優しさと力強さにまけない、徳ちゃんの歌声。
優しい歌いだしと背景が絶妙な印象があった。今日は双眼鏡がお友達なわたし。9列目とは言えもっともっと傍で徳さんを見ていたかった。
涼しげな徳ちゃんの目元と光彩が合いまってなんとも言えない空間をプレゼントしてくれた。
瞳を閉じて歌い上げる横顔が緊張感を和らいでくれた。
オーケストラな背景が、またまた別世界へと連れていってくれた。

▼ レイニーブルー

ここでは、坂本昌之さんのピアノ伴奏から、いつもの感じで始まった歌声・・・
途中からのオーケストラの音楽が会場を大きく包み込む。
徳ちゃんの声と、初めての背景と、スケールの大きさでゆったりと奏でられていた。
歌う徳ちゃんも又、とても気持ちがよさそうだった。
もちろん、聴いている私もとても幸せな気分だった。
あったかく、ふんわかとしていて、規律があると言う感じだ。

MCでは、サーファーの沈黙の掟の話。
その地に行けばローカルの方に敬意を評し、波はローカル優先って事でそれに習い、各地域の交響楽団の皆さんとの地域のコラボを楽しみたいって事を言われていました。
今日は、九州交響楽団の皆さん。
徳ちゃんはステージにそぐわないので、「下ネタお休み宣言」を発令!!

指揮者の竹本さんは、後ろ手に立つ徳ちゃんを気にしながら素敵な指揮を繰り広げてくれていました。

▼ happiness

ぐっと来た。素晴らしい音の反響は、魅惑の世界を作り出していた。
世界に音楽で平和を運びたい。
音楽が、救世主になれるのか?
問いながら聴いたこの曲。
徳ちゃんの声は素晴らしく伸び、会場を魅了していた。

▼ 恋をしてゆこう

言う事無し。
あったかい世界が繰り広げられた。
バイオリンと歌声の協奏が美しかった。

MCで、確か映画かアルバム(VOCALIST)かで○○なノミネートの候補者にあがった!とかで会場が沸きましたが、本当ではなかったそうです。はははσ(^。^)
映画の撮影のときの話もあって、アーティストの徳ちゃんなのでおおまかな演技でもOKだったとも。これからもチャンスがあれば露出していきたいとも。

▼ 壊れかけのRadio

いつになく、大人な印象のRadio~
徳ちゃんの声とオーケストラのコラボの美しさがすごく印象に残っている。

[第二部]
指揮者:竹本泰蔵氏
演奏:九州交響楽団
ピアノ:坂本昌之氏
ベース:高水健司氏
ドラムス:山木秀夫氏・山木さんは88年の「最後の言い訳」PV撮影時のドラマーの方

▼ 夢を信じて

優しい背景から、ガツンと来た!
会場総立ちでオーケストラと手拍子の美しいセッションの始まり。
指揮者の竹本氏もノリノリで指揮台の上で大きく体を弾ませていた。
経験の無い音響マジックに酔いしれた。
徳ちゃんのオフィシャルサイトの「ライブBBS」で北海道のライブのときに、ファンの方が、軽快な乗りにびっくりして「うっと、失禁」をした話Σ(^o^;)
まさか!オーケストラでこの曲か!って言う感じだと思うけれど・・・失禁は無かったけども・・・案の定アクロスも同じような状態。
まさか、オーケストラを背景に手拍子で踊り狂うとは・・・会場がおおきく揺れた。

休憩が空けて再登場の徳ちゃんは、衣替え。
あなたの記憶にも焼きついていると思う。
マットな黒のスーツに白のシャツ・・・
胸元を大きくあけて、すっと伸びた腕の袖元の白いカフスボタン部を大きく開け、手首が隠れて綺麗な指先を覗かせるスタイル。
白のシャツは1部で着たテカテカな黒のシャツと同じデザインだそう。
左の胸元に赤色のボタンが1個縫いこまれていた。
「このボタンを押すと、もっともっと歌がうまくなる」って!素敵なMCだった。

▼ Wednesday Moon

静寂な一瞬から繰り広げられたWednesday Moon・・・
爆発した会場をエスコートして歌声でナビゲートする徳ちゃんはとても素敵だった。
ステージ上のオーケストラの皆さんの顔にも笑顔が覗いていたのを覚えている。
妖艶な1曲だった。

▼ Revolution

歌声の迫力がすごかった。
シンバルとドラムの爆発が、なんとも言えない協奏を奏で酔いしれた。
二部のオープニングからここに来るまで、会場は騒然として踊り狂っていた。

▼ あの日にかえりたい
▼ 翼をください

今までが嘘の様な静寂から生み出される歌声は絶賛。
この2曲は、特に意識する事無く徳ちゃん自身のものとして聞き入った。
徳ちゃんは海外では有名なミュージシャンがそれぞれにカバーを発表するのに、日本ではあまり好評では無い。と、
VOCALISTがきっかけで新しいジャンルが開拓できればと。
これからも、引き続きカバーアルバムは考えたいとも。

▼ もう一度あの日のように

歌声が会場を包みこみ「今のこの一瞬」を共に楽しめたらと言う気迫が伝わった。
また絶賛の1曲がここに刻まれた。

▼ 雪の華

私が今日、最も感動した1曲。
優しい愛に包まれた。
かっと熱くなる胸の鼓動を素敵な歌声で抱擁された。なんとも言えない空想の恋模様を刻んでしまった。とても素晴らしかった。
▼ LOVE IS ALL

世界に届けっ! のMCから始まったこの曲もまた、素晴らしかった。
背景のスケールの大きさとそれに負けない徳ちゃんの歌声に圧迫感さえ感じてしまった。
愛につつまれ、愛を感じた楽曲だった。
素晴らしく伸びた声に感動し、「めまい」さえ感じてしまった。
会場からの割れんばかりの拍手と声援が今も耳に残っている。
新しいツアーの形での素晴らしいひと時。
癒されたのは間違いなかった。これまた素晴らしい。一言に尽きた。

ツアー日程表

全12公演

途中イベント

2006年10月7日:初出演映画「旅の贈りもの0:00発」公開
2006年11月30日:「Act Against AIDS 2006 LIVE IN OSAKA」に出演
2006年12月23日:地球温暖化問題を訴える音楽イベント「Point Green Live 2006」に参加
2006年12月31日:第57回NHK紅白歌合戦 初出場

この年の関連情報
2月1日
「ボクニデキルコト」
(テレビ朝日系アニメ「ガイキング」エンディングテーマ)

2月2日
岩崎宏美 アルバム『Natural』楽曲提供
(「そこにあるもの」作曲:徳永英明)

2月21~23日
「徳永英明20周年記念展-BEAUTIFUL BALLADE-」
山野楽器本店 開催

DVD『BEAUTIFUL CLIPS』リリース
2月23日
「20周年記念トーク&ミニライヴ」山野楽器本店 開催

2006年8月26日
Summer Holiday ’06
//悪天候の為中止(海の中道海浜公演)